(注)このブログは最近は忘れっぽい自分のために書いています
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ピースと一緒に生活を始めて10年が経ちました。
毎日朝晩ほぼ同じ近所の河原を散歩するのですが、ある時から何か違和感を感じることがありました。
朝晩とは言ってますが、僕の会社の勤務状況が毎日早番なので、夏以外は朝の散歩はほぼ暗い中で行います。
特に冬はマイナス10度から15度位になることがあるので人間の僕には厳しい寒さが堪えます。ブルブルです。
ある日、寒い中震えながら散歩をしていると、河原の草むらの中に4つの目が光るのが見えました
いつもヘッドライトを使用しているので、犬や猫がいると目が光って済む何かがいることに気づきます。
その4つの目はじっと僕とピースを眺めている日が続きました。
2、3ヶ月した後、何故か後から目が4つ僕らの後をついてくるではありませんか?
何?何??と振り返るとすぐに四ツ目は逃げようとします。
多分猫だろうなぁ?
と思いつつも、なんだか動きが早いし、異常に近づいてくる気配をひしひしと感じました。
ヘッドライトでよく照らしてみると、体と同じ大きさ位のしっぽがありました。
あーなるほど、「狐かぁ~」とすぐにわかりました。
だけど、野生の狐はエキノコックスという病気を持っていると、テレビで芸人さんが言ってたのを思い出しました。
僕はいいのですが、ピースに何かあったら困ると思い、すぐに逃げようとしました
だけど、ずっと追いかけてきて、家の庭まで来てしまいました。
やばい。やばい。とすぐに家に逃げ込みました。
2匹の狐は多分夫婦だったんじゃないかと思っています。
それから、1週間ほど姿を見なかったのですが、ある時1匹になっていました
「どうしたんだろう?」もう1匹は死んじゃったのかな?
と、不思議になりましたが
1週間後に違う川原(少し離れた所に川原がもう1本あります)沿いの公園にそのもう1匹とそっくりな狐が僕とピースのところに寄ってくるじゃないですか!
「何かくれ」」と言いたげな目で僕を見てました。
仕方がないので、ピースのおやつを少し分けてあげました。
嬉しそうにどっかに去っていきました。
さて、もう1匹の狐は「コンきち」
と勝手に名付けて様子見をしようと思っていましたが、次の日から朝のピースの散歩と夕方のピースの散歩の時間を見計らって、どこからともなく「コンきち」は
現れました!
「コンきち」も何かくれといいたげな顔でずっと僕とピースを追いかけてきました。
冬で餌が少なかったんだろうなと思いました。
仕方なくピースのおやつを少しあげてしまいました。
それからは、3ヶ月ほどほぼ毎日家に来てご飯をねだるようになりました。
餌付けはいけないのですが・・・
かわいそうで少しだけあげました。すいません
「コンきち」はピースとの散歩の時間を覚えていて、散歩が終わって帰ってくるときには、家の横にちょこんと座って待っていました。
以前は野生の怖い狐の目をしていたのですが、家に来る時は優しい目になっていました。
ただ、僕は、エキノコックスが怖いので1度も触る事はありませんでした
ある時から、1週間ほど「コンきち」が来なくなりました。
なんだか心配になっていましたが、最後に来た時は右足を引きずっていました。
多分足を挫いたか、骨に異常があったのだと思います。
かわいそうだったので、お肉をたくさんあげてしまいました。
姿を見たのは、それが最後になりました・・・
別に飼っていたわけでもなく勝手に家に来ていたのですが、いなくなると本当に寂しいものです。
動物は本当に可愛いです。
節度をもって対処しないといけないですね。
「コンきち」ありがとうね。。。
これからも「コンきち」の分もピースを大切に大切にしていきたいです。